前回、道路後退についてコメントしましたが、伊豆の国市や伊豆市にはこの後退をする場合に補助金を受け取れる制度があります。

これは「狭あい道路」と呼ばれる４ｍ未満の道路を拡幅するために、測量費やコンクリートブロック塀撤去費などの目的で

市が補助をする仕組みで,実は現在、私も自宅前の土地を道路後退することで市から補助金の受領の申請をしているところです。

後退する部分の面積や撤去物の種類により変わりますが、測量費として約２０～５０万円ほどと結構大きな金額が支給されます。

補助金の支給までの流れは次の通りですが、この道路後退部分には建物が建てられないのはもちろんですが、建築の際には

敷地の面積にもカウントさません。

その上、所有していても道路とみなされるので、サッサと処分して固定資産税の対象からはずしましょう。

　1.市へ「狭あい道路」に該当することの協議申請　→　該当の場合に補助金交付申請書を提出

　2.現地の測量　→　道路境界の確定申請　→　立会い・境界確定済み

　3.道路分として土地を分ける分筆登記申請

　4.分けた部分の土地を市に寄附する所有権移転登記申請（移転は市でやってくれます）

　5.市へ「狭あい道路」の補助金を申請　

以上の手続きが、約３から４ケ月程度で終わるかと思います。

境界の確定をしておけば、道路後退だけでなく今後の土地の活用や相続時にもとても有効だと思います。

「狭あい道路」に面した土地にお住みの方はぜひ一度、ご検討してみて下さい。